びあぶれいく
Orion
奄美大島の代名詞でもある大島紬の作業は細分化されている。そのひとつひとつの工程で一人前となるには、最低でも十年の歳月を要するという。そのため若い後継者の減少が危惧されるなか、本場奄美大島紬協同組合では二十年程前から後継者育成に力を注いでいる。今年二月から研修生として大島紬の織りを学ぶ東郷美千代さんにお話を伺った。「祖母も母も紬の織りをやってました。母の苦労を見ていたので避けていたのですが、本土で十年以上生活して帰ってきて、やってみようかなって気持ちになったんです。一人前になれるか不安ですが頑張っていきたい」

 

 

織り子さんの研修生の皆様。織りで生計を立てるのは大変との事。島への想いが大島紬を紡いでいくのだろう。

 

(写真左)瀬戸内の高台より加計呂麻島を望む。奄美の人は「加計呂麻島は何も無いよ」とよく言う。行ったらほんとに何もなかった。ただ豊かな自然に魅了された。奄美の人にとって加計呂麻島の原風景は心の故郷なのだと思った。

(写真右)瀬戸内町から名瀬へ向かう途中の海岸で夕涼みをする人たちにあった。ハーリー船に似た船漕ぎ競争の木造船で練習をしていた。オジーは「夏はいいけど冬は北風が寒くて大変ですよ」と云った。

 

「去年、今年と奄美の島唄がブームになった。ブームに乗っかって発信すればそれなりの経済効果はあると思うけれど、奄美の島唄を一過性のものにはしたくないので冷静に見てます。元々奄美の唄者は唄でお金を得る発想を持たないし、メジャーになる事だけがベクトルじゃないって分かっているんですよ。流派とか確立されていない奄美の島唄は、ルーツのまま残っている事が素晴らしくて、それを次の世代に繋げていく事がもっとも大切な事なんですよ。だからブームに惑わされずじっくりとプロデュースや若手育成に取組んでいきたいですね」

 

 

瀬戸内町で一番オリオンビールの販売に情熱を注ぐ(合)瀬戸内酒販の皆様。瀬戸内の人って美男美女が多いとの有力情報あり 。 オリオンビール・奄美出張所の泉智憲さんと杜隆則さん。二人は奄美のオリオンブラザーズ。 オリオン販促のため奄美群島を奔走する二人にエールを送ろう!

 

>>奄美と沖縄「 ハートのゆたかさが問われる関係」
>>北緯30度線のクロニクル
>>50周年記念イベント「テーマは復帰50年、未来50年。」
>>琉球弧の森羅奄美的万象
>>奄美未来 ランドスケープ
Copyright (c)2001-2004 Kobundo Printing Co.ltd. All rights reserved.